赤米

コクのある味わいとプチプチとした 弾力のある食感が特徴です。 赤米は病気や虫、厳しい気象条件にも 強いことから、質の低い土地でも 育つとして各地で栽培されてきました。 古代では魔除け色色『赤』というこでもあり 「神様にささげる米」として珍重されてました。
縄文時代
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近代化
参考:https://www.jiji.com/jc/article?k=3553746&g=cgtn
参考:https://www.joumon.jp/ 縄文解読(縄文記号の世界)
ルート:
中国大陸から朝鮮半島を経由して伝わったと
考えられています。
時期:
縄文時代後期(紀元前10世紀頃)に、現在の
北九州に伝来したという説が有力です。
品種:
当時は、赤米(あかごめ)などの古代米と呼ばれる
品種が栽培されていたと考えられます。
出典:『炭化米』吉野ヶ里遺跡資料館展示品
板付遺跡 竪穴式住居復元
日本最古の稲作集落跡『菜畑遺跡』(佐賀県)
縄文時代晩期(紀元前3世紀頃)の水田跡や炭化米が発見されており、
日本最古の水田の遺跡と言われています。
日本最古の稲作集落跡『板付遺跡』(福岡県)
縄文時代晩期(紀元前3世紀頃)の炭化米が発見されており、
日本で初めて稲作が行われた場所があります。
『朝寝花貝塚』(岡山県)
6,000年前の稲のプラントオパール(ガラス質の結晶)が見つかりました。
これらの遺跡から発見された炭化米は、赤米などの古代米と呼ばれる品種で、 当時の人々がどのように稲作を行っていたのかを知る手がかりとなっています 現在研究者のあいだでは解明研究が行われ論争などが繰り広げられています。
菜畑遺跡の『水田跡20〜30平方m』の規模が発見されてます。
では、ここで収穫できそうな米量の計算をしてみました。
現代の日本の水田における10アール(1000平方メートル)あたりの平均的な収穫量は、約550kgです。
したがって、1平方メートルあたりでは約0.55kgとして、30平方メートルでは、0.55kg/平方メートル x 30平方メートル
= 16.5kgとなります。
現代の1/3量ぐらいとして、16.5kg x 1/3 = 『約5.5kg』非常に少ない!
いろいろな気候条件や技術も未達だったと思いますので一概にはいえませんが5.5.kgよりはるかに少ない可能性もあるかと思います。
大変貴重なお米だったことは間違いないです。特別な司祭事に使用するぐらいの量しか収穫できなかったようです。
ちなみに現代日本国民1人が1年間に食べているお米は、 1962年の118.3kgをピークに年々減少していて、 2022年では50.7kgと約半分の消費量となっています。 参考:農林水産省調べ
赤米
コクのある味わいとプチプチとした 弾力のある食感が特徴です。 赤米は病気や虫、厳しい気象条件にも 強いことから、質の低い土地でも 育つとして各地で栽培されてきました。 古代では魔除け色色『赤』というこでもあり 「神様にささげる米」として珍重されてました。
緑米
中国やインドが発祥といわれる「もち米」です 現在もネパールやラオスなどのアジア諸国を 中心に多く栽培されています。 もち米らしい甘みと粘り気があり、 しっかりした噛み応えともちもち食感
黒米
中国では不老長寿米として皇帝に献上 されてきた高級食物で、楊貴妃も愛食 していたといわれています。 一粒一粒に噛み応えがあり、プチプチ もちもちとした食感ありアジア諸国では 現在も多く栽培されている米です。
古代米の栄養成分は、現代の白米に比べ、たんぱく質・ビタミンB1・ B2・ナイアシン・鉄・カルシウム・マグネシウムなどが豊富に含まれています。 色素のアントシアニンには、血管を保護、動脈硬化を予防する働きや、 老化防止・発ガン抑制などがあるといわれ健康効果が期待できるようです。 古代米は、科学的にもパワーのある食物として見直されているのです。
次回:Vol.2<米の隆盛>