日本心創り・智慧創り研究所
古史古伝から学ぶ60歳からの健康法
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古来からの知恵、玄関で靴を脱ぐことは
結界をもうけることで、『安心と衛生』が手に入った。
Vol.1
なぜ日本は玄関で靴を
脱ぐのか?
高温多湿な気候で、縁の下を作らねば
床が湿気てしまう
だから外と家中と段差をつけていました。
また玄関は「気」の出入り口であり
綺麗な玄関だと幸運が入りやすいので
昔から靴は汚れた物という認識があるため
家の外(結界)に置いておくもの
とされてました。
靴を脱ぐ場所が「たたき」
靴を脱いで上がる
段差のあるところが框(かまち)
これらをまとめて
玄関ホールと言ってます
玄関ホールは結界の役割とも
考えられてます。
靴を脱いで家中に上がることで、
外を分ける役割 オン、オフの
気持ちを切り替える場所として
重要な役割があります。
日本では履物を玄関で脱ぐことは
当たり前の習慣なのです。
玄関で靴を脱ぐようになったのは、弥生時代からと考えられます。この頃から高床式倉庫が建てられていました。 高床式倉庫は、床下を風通し良くすることで、稲などの農作物を腐敗から守るために建てられてた、 また、高床式倉庫は、洪水などの災害から身を守るためにも役立ちました。そして神聖な場所とも考えられていました。 そのため、高床式倉庫に上がる際には、履物を脱いで神聖な場所を汚さないようにする習慣が生まれたと考えられています。 この習慣は高床式倉庫以外の場所にも広まり、部屋を清潔に保ち、仏教伝来と共に、 聖なる空間と俗なる空間を区別するために設けられる境界線として結界として、神道や民間信仰にも取り入れられました。 神社やお寺、さらには家屋など様々な場所で結界が設けられるように、玄関(見える結界)では靴を脱ぐと言う日本の習慣になりました。 生活空間を清潔に保つことは健康維持に大切なことです。 精神的な結界の代表例では
「天岩戸神話」
に出てくる注連縄のお話しがあります。 聖なる空間と俗なる空間を区別する意味のあるしめ縄のことです。目に見えない結界は、後回に結界Vol.2として解説させていただきます。