• 桜 日本心創り・智慧創り研究所

薬味は古来から健康に役立つ自然の恵み
ピリッと健康アップ!

日本古来からの智慧「薬味」


おいしい料理と健康維持のためにも、薬味の利用も食生活の知恵の一つです。 もともと薬味は中国の「食医同源」「食薬同源」が、日本に伝わり「医食同源」となり 食材の持っている香り成分や刺激成分が、殺菌・抗菌作用・食欲増進・滋養強壮・疲労回復・免疫力向上などが期待でき 料理のおいしさも引き立て、料理を美味しくいただける主な「日本の薬味」をご紹介いたします。

[薬味はいつから食されたていたのか?]

本草和名

日本最古の薬草事典の平安時代前期『本草和名(ほんぞうわみょう)』の記載に 山葵、茄子、蒜(ネギ類)、があります。 すでに薬草として用いられてきたことが伺えます。

本草山葵

深江輔仁 奉勅新撰 ほか『本草和名 2巻』,和泉屋庄次郎,[享和2 (1802)]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2538099 (参照)

[日本現代の主な薬味]
山葵

殺菌作用
食欲増進

ミョウガ

食欲増進

生姜

殺菌作用
冷え予防

ネギ

殺菌作用
食欲増進
疲労回復

大葉

抗菌効果
血糖値の上昇を 緩やかにする

大根

殺菌作用
胃もたれ防止

酢橘

疲労回復

[薬味を生かした郷土料理]

薬味効果を使った山形の
郷土料理『だし』
暑い夏にもサックと
食べる山形定番食

だし

出典:農林水産省Webサイトからの画像 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/ k_ryouri/search_menu/menu/dashi_yamagata.html

房総半島の郷土料
『鯵のなめろう』
船上で食べてた簡単料理
味噌と薬味で美味しさ倍増

なめろう

400年の歴史ある
福井の郷土料理 『おろし蕎麦』
大根おろしと削りぶし、
刻みネギのかかった冷たい蕎麦

おろし蕎麦

薬味は健康に様々な効果をもたらし、毎日の食生活に取り入れて用途に応じて
食事を楽しむことができる古来からの知恵なのです。